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オーディオブック・電子ブック・実本の将来

突然ながら…2011年9月10日のある「思いつき」から発展、
想い、あたためていた内容をひとつ、語りたいと思います。

きっかけは、ある日の会社の朝礼だった。
歳を重ね、ようやく最近になって「読書」に目覚めた私が、
そのネタとして直近に読んだ本の感想と紹介をしたところ、
私よりも高齢の社員が多いこの会社、
ある大先輩に逆に次のように諭された。

「今のうちにたくさん読んでおきなさい、でないと
我々のように、眼が弱くなって、読むのも面倒になると
一層本から遠ざかってしまうからね。」

思ってもみなかった言葉だった。考えれば自分だって
最近は細かい字が見にくくなりつつあることに気づいている。
自分自身、先々でこういった人たちと同じ立場になる。
この高齢化社会、本を読みたい人はどうすればいい?

「よし、この人たちに自分で朗読したものをその本と一緒に
iPodで貸し出してあげたらどうだろう」

と、その時すぐに思い立ったのだった。

そうなると、できればちゃんとした録音設備が欲しい。
あるいはアマチュアの声だと聴いていて辛いかも知れない。
プロに読み上げてもらった方が断然、本の内容も生きて
来るし、頭にスッと入ってくるだろう。

「ああ、これは人の役に立てる仕事になるかも知れない。」

それを実現可能にする事業といったものがだんだん自分の
中に膨れ上がって来たのだ。

ところが、ある日ポッドキャストの番組「アサカツ」を聴き、
愕然とした。

すでにあったのだ。そんなサービスが。

そのサービスを提供している会社は「オトバンク」。

社長自らが語るこの番組の内容はまさに今ちょうど、自分が
思い描いていた仕事、そのものであった。
すぐにサイトもチェックし、FeBe!というサービスもこの時に知り、
自身も早速会員登録をした。

ある意味ショックだったが、「チャンス」だと思った。

『すでにインフラがある』のだ。
しかも内容を見る限り、まだまだ「手掛けるべき領域」が
たくさん残っている。

■LPレコードがあれば、それを「欲しい」と思う人はまだ確実に居る。
突き詰めて言えば、「データ(実)」だけで事足るのだが、
いろんなオマケがついている(「本体」(花))が欲しいと思う人は
確実に居る。この私がそうである。
ならば本もその本体を持って、「本棚を賑わしたい」。
■読了感、読後感、再確認したい。(実本ならではの感情がある。)
■メモしたい。電子的でなく、手書きの方が記憶に残る。
■本好きにはさらにあるいはそのオマケ、本のオビさえオマケと思える。
「なぜその本を手に取ったのか」を確認できる。

要するに「実本」も欲しい。そこで今後こんな展開を希望している。
あるいは実現したい。

●実本に音声データを併売する
『欲しい本を買うと、その本を読み聞かせてくれる声が付いてくる!』
オーディオブックデータシリーズ「読み書(よみしょ)」
→ISBNコード読み取りで、音声データがダウンロードできます。
※これを有料にせずに済む方法はないかを模索したい。
「読書弱者」に対するアピールで、出版業界に与える影響も少なくない。
出版社との交渉で、実本を実際に購入することで音声データを
無料配布できる仕組み作りが必要。


このくらいの事はもう既に「オトバンク」社で考慮済みの事かも知れない。
しかし、まだ表面に出てきていない以上、あるいは著作権上、または
何らかの障害があるのかも知れない。

昨年度は書籍・雑誌の販売額が1兆円を割り、7年連続で減少、
「活字離れ」が叫ばれているが、実際のところこの数字は雑誌の
減少によるそれであって、書籍そのものはわずか0.2%という。

本は心の糧。幾つになっても新しい情報は取り入れていきたい。
いい本なら、誰でも買って読みたい。
しかし、「じっくり読む時間がない」とか、活字に抵抗のある人、
あるいは、冒頭に話をしたような「読書弱者」の人たち等々、
「きっかけ」さえあれば「買ってでも読みたい」人は必ず居る。

今流行りの「速読」は無理でも、「速聴」なら可能。
倍速再生の有効性を語っていた上田社長の話にも大きく頷けた。
時間を圧縮して有効に使う。「じっくり読む時間がない」と思う人
にとっては朗報に間違いない。

音声ファイルだけだと意外に普及する早さが遅いのではないか。

「現物があるからこそ音声も欲しい」

という図式になるのでは、と自分をあてはめてみればそう思う。

オトバンク」社のこの事業のさらなる社会貢献と、
今後益々の発展に期待し、あるいは自身がどんな形でも、その
社会貢献について、何らかの支えになるような事が出来ればと
思いつつ、見守っていきたい。

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