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読了!『下流志向』

読んでいくうちに気付いた言葉があった。それは「情けは人の為ならず」。
今の社会というのは、今この努力をしたら、すぐにその成果を等価交換として得られなければならない、という考えが基本となっている。このビジネスライクな「ゼロ時間市場原理」を全ての生活活動の基本としている所から、様々な歪が生じている、というのがこの書の考えだ。
しかし、「学習」や「貢献」といったものをこの公式に当てはめることはできない。今この「学習・修行」をしたら、即、何かを得られるといったものではない。その「学習・修行」に向き合うその過程において、そこにつながる様々なものから得られるのであり、その過程が終了した時にその学習なり修行なりの価値がわかる、といったことが理解されない。
かつての時代はこういったことが常識的であり、私たちは何らかの形でそこへ帰る必要がある。
この書の元となった講演は2005年のものであるが、2012年の現代において、リーマンショック・震災を経て後、この行き過ぎたグローバル化からの反動を予見したような表現が見られることに気付くものである。

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