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亀山先生

もう遥か昔のことなのですっかりお忘れの事だとは思いますが、在学時代、
「外語学部」と言えばどの大学でも「恒例」となっているであろう学祭の「語劇」で、
先生にご指導頂き、アレクサンドル・ブローク作「Балаганчик
(バラガンチク・見世物小屋)」のアルルカン役を演じさせて頂きました。

当時先生が最も傾倒されていたロシア・アヴァンギャルド作品の一つで、
私にはなかなかその作品の素晴らしさを理解するに及ばないものの、もともと
ロシア語の持つ、独特な言葉の響きの美しさが増幅されるように繰り出される
台詞を、目いっぱいお腹の底から発するその気持ちよさに自己陶酔するばかり
で、何ら観客に訴えかけるものはなかったように思えましたが、観客席で拍手を
下さる先生の姿に、達成感も相まって溢れる感動で涙が止まらなかった
想い出は、今尚鮮烈です。

私はその後、ゼミは言語学の方に進んでしまったので、直接関わることが少なく
なってしまいましたが、1年、2年次の頃の「ロシア文化」の講義は毎回とても
興味深いもので、何がしか脱線したか何かでされた「チェルノブイリ(ニガヨモギ)」
の話もまだ憶えていたり、何よりもあの先生の独特な「訛り」が耳から離れません。
(ご自身では全く無い、とおっしゃられてましたが、私のような関西の人間から
すれば、何ともマネのしやすい独特な言い回しでした。)

そんな特徴のある話しぶりも、容姿も全くと言っていいほど、数十年前のあの当時
の姿と変わりなく(頭の白い物は相当増えておられましたが)、お元気にされている
のを観るといつも嬉しく思えます。

そう、卒業後の再会はテレビでした。NHKロシア語講座の講師としてお名前を
見つけた時は本当に驚きました。いつの間にやらあれよあれよと日本の外語の
最高学府の学長にまでなられ、さらには、あの新訳「カラマーゾフの兄弟」を出されて
以降の世間の注目…

またさらに先日のテレビでは先生がメドベージェフ大統領から「プーシキン賞」なるもの
を授与され、握手を交わされている姿を観るにつけ、ついにはかの国でも認められる
仕事をされている先生に人生の一瞬間でもご一緒できたことが誇らしくてなりません。

あの当時でも「教授」とは思えない若い容姿、やわらかな口調、今も変わらない「学長」
とはあまり思えないそのスマートさ。ずっとそのままの亀山先生らしい姿での今後の
ご活躍を期待しています。

…しかし。。先日の爆笑問題の大田氏とのドストエフスキー談義は実に面白かった。
その亀山先生をして「面白い」と言わしめた持論は、私にも特別な興味を持たせた。
本当、いろいろ知っている、というか、彼はよくj勉強しているのだなぁ。。

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ロシア語」カテゴリの記事

コメント

すごい! 亀山先生に直接指導を受けられたのですね。
恩師が亀山先生だなんてすばらしい!
先生の当時の様子どうでした?
よろしければ、何かエピソードがあれば、ブログで紹介してください。
ロシア語の教え方もきっと上手かったのでは?
masayさんちょっとプレッシャー?!

投稿: Тоси | 2009年11月25日 (水) 午前 07時25分

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