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三国志



映画「レッドクリフ」効果もあって^^ この歳になって"今更ながら"なのですが
『三国志』を読み始めました。

私が見るに書店では「北方謙三もの」がメインで積まれているようですが、
文庫とは言え、何巻にも渡る長編小説。買うには少々手が届きませんので
町の図書館で借りられる「吉川英治もの」全八巻を読破中です。

1月中ごろから読み始め、主に帰りの通勤電車でiPodは軽いBGMに代え
つつ読み進み、そこでつい寝てしまったら、夜寝る前にまた少し読み進む…
ところが、読み始めると面白くてなかなか「続きはまた後で…」とする事が
できずに、ついつい深夜2時を超え…→帰りの通勤電車で読もうとして
つい寝てしまい寝る前に読み始めて深夜2時を超え…→(略)

これをグルグル延々繰り返しつつ^^ ついに最終の八巻目を迎え、今、
後残すところ100頁位な所ですが、物語とともに「時代」を共に過ごして
来たような感覚から、今簡単に読みきってしまうのが惜しくて…
もったいぶって、また今夜深夜にでも深深と感慨を覚えつつ、ラストを
迎えたい…と思っている所です。

しかしこの吉川英治氏による物語はまさしく『語り』であって、時代劇張りの
"チャンチャンバラバラ"な躍動感ある展開と、文語体で語られる台詞の
独特な「堅さ」が登場人物それぞれの存在の大きさだとか、重さだとかを
様々に想像の中に膨らませられます。

これが当代の中国、遠目(マクロ)には大陸の広大さ、対して近視(ミクロ)
的には戦国時代の血生臭さをありありと読む者に現せしむる。。

書いているとだんだんとこちらも文語調になりそうな^^

この「吉川英治もの」を読了後は、この「童門冬二もの」を読む予定。
童門冬二氏については私は「上杉鷹山」以来のファンであり、
上下2巻構成、別の場所で「物語本編」を読了して初めて楽しめる
「解説」形式な感じなので、氏独特の解釈を味わうのを非常に楽しみ
にしています。


ところでこのキッカケとなった映画「レッドクリフ」。
先日も"パート2"公開のプロモーションとして、テレビ地上波で早くも
"パート1"が放映されました。

私も観ましたが、物語は「似て非なるもの」。
同タイトルの別の物語、あるいは「サイドストーリー」と言うより、
「パラレルワールド」での物語、そんな印象で、途中
『え?そうなの?』みたいな場面や設定で、ある一面ショックだったり
しました。
特に重要人物である孔明は人物をもう少し「重たく」して欲しかった
印象があります。
金城武氏のキャスティングについては全く文句がありません。実際の
孔明もこれくらいな人を惹きつける「華」を持っていたに違いない、
そう思えます。
先に書いた通り、吉川英治ものを読みすすめた後では孔明の印象は
ほとんど「神格化」されていて、かつ軍帥という極めて血生臭い印象も
同時に持ち合わせているために、孫権の前でも周喩に対する場所
でもあれほどな軽い台詞はまず口にしなかっただろう。。
(実際、孔明と周喩との間は常に智謀合戦が繰り返されていて、
周喩の死に際は孔明への憎しみが大きすぎる「怨死」とも言える最期
だったと読みました)

とはいえ、張飛のあの突拍子もない人物、張雲のずば抜けた強さ等々
非常に上手く表現されていて、これはこれで大変に面白く、充分に楽しめ
ました。

さすがは呉宇森(ジョンウー)監督。

パート2は是非とも映画館で観たいものです。

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